今回はXM(XMTrading)の口座開設後に行う口座有効化で誰もが迷うであろう「マイナンバーの登録」について解説します。
- マイナバーを登録しなくても大丈夫?
- 何故マイナンバーの登録が必要?
- トレード、口座管理に影響はない?
- 登録しなくても違法性は無い?
結論から言うとマイナンバー登録は今のところ必要なく、問題にもなりません。
しかし、昨今の国内・海外FX業者の動きを見ると今後は必要になる可能性があるので、時間のある時に登録できる人はしておいても良いかもしれません。
「必要のない個人情報は出したくないなぁ」という方も、今後どうなるかは気に掛けておいてください。
それではマイナンバー登録の必要性、なぜ登録が必要なのかについて詳しく説明していきます。
XMでのマイナンバー登録はしなくても問題ない!
結論から言えば、現時点でのマイナンバー登録は特に必要ありません。
XMでの口座開設後の口座有効化の際に「追加情報が必要です」と表示されるため、一見 必ず登録が必要な項目のように見えますが、実際は登録しなくても問題はありません。
ここで提出を促されているものは納税者番号と呼ばれるもので海外ではTIN番号、日本ではマイナンバーがこれに該当します。
なぜ登録が求められるようになったのか?
なぜマイナンバー登録のフォームが追加されたのかというと、XMの所在地であるヨーロッパで脱税やマネーロンダリングを防ぐための規制が強化されたからです。
つまり・・・・当然のことですが、FX取引で得た利益については納税の義務があります。
それは、国内外どちらのFX業者を利用していた場合も同じです。
また、銀行というのは通常どこの国でも監督官庁の下にあり、そこでの取引は必要があれば当局に開示されますがグローバル化とFinTechの進歩により銀行を介さない海外送金が増えているのが現状です。
そして、それらの仮想通貨やさまざまなデジタル通貨を使った銀行を介さない送金には、マネーロンダリングや脱税などの犯罪行為につながる恐れがあります。
ヨーロッパでは、特にこのような行為への規制が強まっていて、ヨーロッパ圏内では国外のFX業者にも納税者番号を提出することが義務付けられています。
そのため、ヨーロッパが本拠地であるXMもヨーロッパ以外においても、納税者番号などこれまでより詳しい顧客情報を入手することが求められるようになったのです。
実際にXMからも、このような内容が届きました。
このメールには以下のように書かれています。
MiFID Ⅱ(Markets in Financial Instruments Directive:第二次金融商品市場指令)の欧州規制および共通報告様式(CRS)に準拠するべく、XMはお客様に国籍および納税者番号(TIN)に関する情報をご提供いただく必要がございます。
これをもう少し分かりやすく言い換えると、
『XMの運営拠点であるキプロスが国際基準である共通報告様式(CRS)に参加しました。
共通報告様式(CRS)とは国を跨いでのマネーロンダリングや脱税を防ぐための仕組みで、それに従い金融機関は顧客情報をより詳しく把握して国税当局に報告し、当局は各国間でこの情報を共有する義務が発生します。
これによって「XMは納税者番号(マイナンバー)を国税当局に報告する必要があるため、登録をしてください。」』
という事です。
さらに、
「ご提供いただけませんと、お取引口座に制限を設ける必要が生じ、新規ポジションを建てることができなくなります」
とまで書かれています。
これを見るとやはり登録が必須のように思いますが、「なぜ登録しなくてもよいという結論になるのか?」と思われるでしょう。
セーシェルライセンスでは納税者番号の登録は義務化されていない
それは日本人向けであるXMTradingは運営元の所在地がセーシェルライセンスでありキプロスではないからです。
日本語表示で口座開設ができるXMTradingはセーシェルという国の金融庁でライセンス登録を行っています。
セーシェルでは納税者番号(マイナンバー)の提出を義務化していないため、日本人のマイナンバー登録は必須では無いということです。
これはもちろん、今後セーシェルで規制が強まれば、マイナンバーの登録が義務化される可能性はあるという事でもあります。
このようなことから、現時点ではマイナンバー登録を行わなくても問題なく全てのサービスを利用することが出来て、口座凍結や取引制限などのペナルティー等を受けることもありません。もちろん違法でもありません。
しかし、今後もしマイナンバー登録が義務化された場合は、速やかに登録をしなければ口座凍結という可能性は十分にあります。
実際に国内FXで義務化された際は、猶予期間の後にマイナンバー登録が無ければ取引が行えなくなりました。
マイナンバー登録が義務化された場合は登録しているメールアドレスにメールが来るはずなので、今後の動向には注意を払いXMからのメールの確認は習慣づけておきましょう。
国内FXでは2016年からマイナンバー登録が義務化
国内FX業者では以前からFX業者は誰にいくらお金を支払ったのかという「支払調書」を税務署に提出する必要があり、2016年からマイナンバーの記載も必要な仕組みになりました。
そもそもマイナンバーの目的の1つとして課税の適正化というものがあります。
これは給与所得の他、投資などによる所得データを一元管理することで、課税漏れを無くし、全ての国民が公正かつ適正に課税を促す環境を整えるというものです。
ただ、海外FX業者は国内FX業者のように支払調書を提出する義務はありません。
そのためマイナンバーを使用する機会が無く、結果としてマイナンバー登録を必須としていないFX業者がほとんどなのです。
しかし、マイナンバーの提出が必要無いからといって納税義務が免除されるわけでも、回避できるわけでもありませんのでくれぐれもご注意ください。
儲けたら確定申告は絶対にしておきましょう!
今後、マイナンバーの登録が必要になる可能性もある!
海外FXに限らず世界的に仮想通貨やデジタル通貨でのやり取りが増えており、これらはマネーロンダリングや脱税などの犯罪に使われるというケースも増えているのが現実のようです。
– XMの各種入金方法 –
前述の通り、既にキプロスやイギリスなどの一部の国で登録している方はTIN番号の提出が義務化されており、登録をしなければXMでトレードをすることが出来なくなっています。
そのことからも、現状ではまだ日本人向けの口座についてはマイナンバー登録の義務はありませんが、今後は必要になる可能性があるので、登録できる方は先にしておいても良いかもしれません。
XMでマイナンバーを登録する方法
XM(XMTrading)のマイナンバー登録は口座開設後に行う「口座の有効化」で登録することになります。
必要なのはマイナンバーの個人番号で、画像の用意などは必要ありません。
マイナンバーカまたは通知カードなど個人番号が記載されたものを用意しましょう。
画像などを送る必要は無いので、マイナンバーカードを取得していなくても、個人番号が分かれば登録はできます。
通知カードや個人番号の記載された住民票の写しなどでもよいので、このためにマイナンバーカードを申請する必要はありません。
ただ、まだマイナンバーカードをお持ちでない方も今後のために、これを機会に申請し取得しておくというのも良いかもしれません。
XMの口座登録がまだの人は以下の記事を参考にして、一緒に進めて行けばスムーズに完了できます!
【2022年7月最新版】海外FXおすすめXM Tradingの口座開設の手順を解説で口座開設から口座の有効化までを分かりやすく解説しています!
ここでは、既に口座をお持ちの方の登録方法を紹介していきます。
口座開設後に会員ページへログインし、上部のメニューから①【口座】から②【マイ・アカウント】のページに進みます。
マイ・アカウントのページから、下部に記載してあるマイナンバーの横の鉛筆マークをクリックしましょう。
このページで以下の内容を入力します。
- マイナンバーをお持ちですか?:はい
- 納税国を選択してください:Japan
- マイナンバーを入力してください:12桁の個人番号
上記の内容を入力した後は【確定】をクリックして登録は完了です。
既に口座をお持ちの方なら1分もあれば終わります。
また、XMの口座開設がまだの人は一緒に終わらせることも出来ますので、特に難しいことはありません。
まとめ
現時点ではXM(XMTrading)へのマイナンバーの登録は必要ありません。
しかし、今後必要になる可能性は十分にありますので、忘れないうちの登録しておくことをオススメします!
- XMでマイナンバーは登録しなくても良い
- 脱税やマネーロンダリングが国際問題となっており、防止のため今後義務化される可能性があるリスト
- 先に登録できる人は登録しておくのがオススメリスト
XMは海外FXの中でも「レバレッジ1000倍」「ゼロカットシステム」「充実のボーナス」といった面で非常に人気のある業者です。
マイナンバー登録に関しても「XMの利用者が問題なく快適に取引きを出来るようにしたい」ということからXM側が対応したものであると言えます。
必要な個人情報の登録・提出や税金の申告は、FXで清く正しく稼ぎ 正々堂々とやっておきましょう!
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