XMの透明性を解説!|FX業者のノミ行為とDD方式・NDD方式の違い

ノミ行為 呑み

こんにちは、当サイト管理人のトミーです。

今回はFX業者で行われている”ノミ行為(呑行為)”に関する不正行為について解説します。

ノミ行為を簡単に説明すると「トレーダーからの注文を市場に流さず、FX業者の中で処理する」ことです。
本来ならトレーダーに利益が出ていた取引でも、FX業者がノミ行為を行うことでトレーダーに損失を負わせることができてしまいます。

「トレーダーが儲かれば業者が損をする、トレーダーが負けると業者が利益を得る」とも言われています。

この記事で分かること
  • ノミ行為と言う不正について
  • FX業者の取引方式(DD方式・NDD方式)の違い
  • ノミ行為の具体例と対策
  • 安全に使えるFX業者を紹介

ノミ行為はFX業者が行う不正のため、その不正が行われていることを確実に判断する方法は無く、トレーダーからすると非常に分かりにくい仕組みになっています。
しかし、FX業者の注文の仕組みを理解することで、ある程度はその安全性を判断することはできるようになります。

ここではノミ行為の実態と優良FX業者を選ぶための発注方式の説明を行います。国内・海外問わずに今現在FXを行っている方、またはこれからFXを始めようと考えている方は絶対に理解しておいてください。

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目次

ノミ行為とはどんな不正行為なのか

ノミ行為とは「顧客からの注文をインターバンク(外国為替市場)に流さず、FX業者内で取引を処理すること」を意味し、国語辞典等ではこのように説明されています。

ノミ行為
  1. 証券取引所(金融商品取引所)の会員または商品取引所の商品取引員が、顧客から市場における売買取引の委託を受けたとき、その注文を取引所に出さずに自己がその相手方となって売買を成立させ、顧客には注文どおり取引所で売買したようにみせかける行為。呑み。
  2. 競馬・競輪などで、法律によって指定されている団体または地方公共団体以外の者が、馬券・車券などを発売するなどの行為を行うこと。呑み。

[補説]12ともに法律で禁止され、罰則規定がある。

この説明だけでは分かり難いと思いますので、具体的に「業者が行うノミ行為がどのようなものなのか」を”競馬”で例えて説明します。

競馬の場合は本来JRA(日本中央競馬会)から馬券を直接購入しなければなりませんが、「馬券購入代行業者」を経由してJRAから馬券を買うことを想定します。
つまり、FXと同じような「トレーダー・FX業者・外国為替市場」という関係性になります。

顧客が代行業者に「1番の馬の馬券を1万円分買ってほしい。購入手数料として購入金額の10%(1,000円)を渡す」と依頼して、11,000円を渡したとしましょう。

この場合、「顧客は当たれば2万円の利益・外れれば1万円の損失」となり、代行業者は当たっても外れても1,000円の利益です。

しかし、代行業者が「どうせ外れるだろう」と考えて、受け取ったお金で馬券を買わなかったとしましょう。

もし顧客の予想がハズレた場合、顧客の「1万円の損失」は変わりませんが、「代行業者は1,000円の利益+購入しなかった馬券代の1万円も利益」として得ることができます。

このようにノミ行為は顧客が負けることが前提に立っています。

もちろん競馬でのノミ行為は法律で禁止されていて刑事罰もあります!

FXにおけるノミ行為はもっと悪質!

FX業者が行うノミ行為は「顧客から受けた注文をインターバンクに流さず、FX業者との取引として扱うこと」でした。

ただ、FX業者のノミ行為は競馬等と違って日本の現行法上違法行為にはなりません。
実際に金融庁の許可を受けている国内FX業者の多くも為替市場のレートを使って顧客とFX業者が取引をするという仕組みになっています。

それではなぜ「競馬よりも悪質」かと言うと、競馬の例でも見た通り「トレーダーが儲かれば業者が損をする、トレーダーが負けると業者が利益を得る」とも言われています。

つまり、FX業者は自らの利益のため表面上のチャートを操作することで、トレーダーが負けるような状況をわざと作ることができてしまうからです。

FX業者のいくつかのチャートを見比べてみましょう。

DD-NDD
DD-NDD
DD-NDD

同じ通貨の同じタイミングの同じ時間のローソク足を比較すると丸囲みの部分だけ明らかに動きが違う。

業者によっては、このようにチャートを大幅に上昇・下落させることで、トレーダーの損切注文を発動させ、わざと損させことも可能になるということです。

ノミ行為で業者が稼ぐ条件は「トレーダーが負けること」であるため、わざとトレーダーに負けさせることができるFXは競馬よりも悪質ということになります。

次に安全なFX業者を見つけるために重要な「FX業者の発注方式」を解説していきます!

FX業者の発注方式はDD方式とNDD方式の2種類

FXにはDD方式(Dealing Desk/ディーリング・デスク)とNDD方式(Non Dealing Desk/ノン・ディーリング・デスク)の二通りの取引き方法があります。

NDD方式 DD方式

DD方式とNDD方式の違いはトレーダーの取引相手であり、DD方式ではトレーダーとFX業者が、NDD方式ではトレーダーとインターバンク(外国為替市場)が取引するということになります。

外国為替市場=市場にいる個人・企業などの不特定多数の中から、条件にあった人と取引をするということです。

結論から言うと悪質なノミ行為が可能なのはDD方式を採用している業者であり、私が利用していておすすめのXM(XMTrading)NDD方式を採用しています。

DD方式(ディーリング・デスク)

DD方式とは「トレーダーとFX業者が取引を行う取引方法」のことであり、FX業者はトレーダーと取引をする一方で、トレーダーと行った取引の反対注文をインターバンクで行うことでリスク回避を行っています(カバー注文)。

そのためDD方式ではトレーダーとFX業者が利益相反の関係になっており、FX業者としてはトレーダーに負けてもらわなければ利益が発生しません。

またDD方式では仕組み上、レートや注文処理などを自由に操作することが可能です。もちろんほとんどのFX業者は不正を行っていないと思いますが、トレーダー側ではその取引内容を確認することができないため、もし不正が行われてもそれを知ることはできません。

ちなみに国内FX業者のほとんどがDD方式を採用しており、海外FX業者ではDD方式を採用していません。

NDD方式(ノー・ディーリング・デスク)

NDD方式とは「トレーダーの注文をそのままインターバンクに提示する取引方法」であり、FX業者はあくまで取引の補助(有利な価格での取引き補助)やインターバンクとの仲介しか行いません。

そのためレートや注文処理などを自由に操作することが不可能であり、NDD方式そのものが、ノミ行為ができない仕組みになっています。

またNDD方式におけるFX業者の利益は「スプレッド」や「取引手数料」が一般的であるため、トレーダーが勝てば勝つほどFX業者の利益も増える”win-winの関係”にあるというのもDD方式との大きな違いです。

NDD方式はSTPとECNの2つの仕組みがある

NDD方式には「STP」「ECN」という2つの発注方式があり、これはFX業者がスプレッドから利益を得るのか、取引手数料から利益を得るのかという点に違いがあります。

STPとはトレーダーから出された注文にスプレッド(=業者の利益)を上乗せしたレートを表示するという方式です。

一方のECNとはトレーダーから出された注文をそのままインターバンク市場に流す方式で、スプレッドとは別に取引手数料(=業者の利益)を設けているのが一般的です。

取引きコストはSTP方式ではスプレッドのみ、ECN方式ではスプレッドと手数料の合計値ということになります。
ECNは業者の介入がゼロなので、NDD方式の中でも特に透明性の高いトレードができると言えます。

FX業者の悪質なノミ行為はどのように行われるのか?

FX業者による悪質なノミ行為はDD方式を採用しているFX業者がチャートを不正に操作することによって行われます。
具体的には以下のような方法です。

  • スリッページの悪用
  • ストップ狩り

自分の大事な資金を守るためにもFX業者の悪質な行為についてはしっかりと理解しておきましょう。

スリッページの悪用

スリッページとは“チャート上に表示されている価格”“注文した時の約定価格(実際に確定した価格)”の差異のことです。

FXトレードではスリッページの許容範囲を自分で決めることもできますが、秒単位で価格が変動するため、大なり小なり必ずスリッページが発生してしまいます。
そのため、その許容範囲の設定が狭すぎるとまともにトレードができなくなってしまいます。

例えばDD方式のFX業者で指値注文(価格を指定した注文)を入れていたとしましょう。

補足

一般的に成行注文(今の価格で売買する注文)ではスリッページが発生しやすいですが、指値注文では指定価格に限りなく近い金額で約定される傾向にあります。

加えて価格変動が緩やかな相場であるにも関わらず「大幅なスリッページが発生して数十pipsも滑って不利な価格で約定してしまった」とすると、それはスリッページが悪用された可能性があります。

悪質なスリッページが発生すると想定以上に不利な価格から取引きが始まることになります。
スリッページの発生頻度は注意して見ておく必要があります。

ストップ狩りを行う

ストップ狩りとは「トレーダーが損切注文を入れているポイントまで価格を上げる(下げる)」という方法です。
これによってトレーダーは理不尽な損切をさせられるということになります。

この2つのチャートの☞囲み部分で、NDD方式よりもDD方式の方が価格の落ちが大きくなっています。
このためトレーダーの損切りが発生(=FX業者の利益)するケースが多くなることになります。

FX業者は多くのトレーダーがストップ(損切り)を置いているポジションを確認することができるため、どのタイミングでストップ狩りを行えば良いかはわかっています。

そのため大きく損切注文が集まっている価格で、定期的にストップ狩りを行うことで利益を得ているFX業者がいるのも事実のようです。

FX業者によるノミ行為を100%判断し断言することはできませんが、せめてその疑いが少ない安全な業者を予め選んでトレードを行うことが重要となります。

おすすめはNDD方式の海外FX業者!

DD方式はトレーダーの負けが利益になるため取引手数料(スプレッド)は比較的安く、またFX業者との取引になるので約定が早いというメリットがあります。

しかし、ノミ行為が行われるのは9割以上がDD方式であり、悪質なスリッページなどが起きるケースも非常に多いです。またDD方式を使うなら国内FX業者となりますが、ゼロカット(証拠金以上の損失をFX業者が負担する制度)も無いため、追証が発生します。

一方のNDD方式はインターバンク(外国為替市場)での取引となるため、指値注文ではほとんどスリッページが起きることなく約定することが可能になります。
また、そもそもノミ行為を行うことができないため、安心してトレードを行うことができます。

しかし、FX業者の利益となる取引手数料(スプレッド)が比較的高いというデメリットはあります。

どの点を重視するかは人それぞれですが、安全性を求めるのならばNDD方式である海外FX業者の利用がおすすめです。

まとめ

FX業者のノミ行為について解説してきましたが、ノミ行為を行うのは「トレーダーが儲かれば業者が損をする、トレーダーが負けると業者が利益を得る」という前提があるからだと言えます。

  • FX業者の発注方法にはDD方式NDD方式の2つ
  • DD方式はトレーダーがFX業者と取引を行う方法であり、主に国内FX業者で採用されている
  • DD方式は基本、トレーダーが儲かれば業者が損をする、トレーダーが負けると業者が利益を得る仕組み
  • NDD方式はトレーダーがインターバンクと取引を行う方法であり、主に海外FXで採用されている
  • NDD方式はトレーダーが勝てば勝つほどFX業者の利益も増える”win-winの関係”にある
  • 安全に取引をするならFX業者が介入できないNDD方式を選ぶべき!

残念ながらFX業者によるノミ行為は詐欺ではなく、違法でもありません。
しかし、仕組み上は不正を行うことができてしまうため、安全に取引をしたい場合はNDD方式を採用している海外FX業者を利用する方が良いということはお判りいただけたと思います。

海外FXは危険だと言われることも多いですが、それは「海外の会社が運営しているからという偏見によるもの」も多いです。

実際に比較して見ると、DD方式追証がある国内FX業者を利用している方が負債を抱える可能性があるため危険だということが分かるかと思います。

透明性のあるFX取引を行いたい場合は必ず信頼できる海外FX業者を選ぶようにしましょう。

中でも特におすすめなのはXM(XMTrading)です。
NDD方式を採用しているので、ノミ行為の心配をせずに取引ができます。
また、ゼロカットシステムも当然採用されているため借金をする心配もありません。

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