こんにちは、当サイト管理人のトミーです。
今回は、XMTrading で使用する取引プラットフォームMT4/MT5にデフォルトで搭載されているインジケーターについて解説します。
- 為替相場分析の必要性
- 何のためにインジケーターがあるのか
- MT4/MT5にはどんなインジケーターがあるのか
XMで利用する取引プラットフォームであるMT4/MT5では一般的に多く使われているとされる基本的なインジケーターはデフォルトで搭載されていますが、そもそもインジケーターとはどのような役割があるのか?なぜFXトレードに必要なのでしょうか?
FXはチャート(ローソク足)を見ているだけでは為替相場予測は非常難しいのですが、そこにインジケーターを重ねることでその後の為替相場の動きを予測する助けになることが多いのです。
そしてこれがテクニカル分析と言われる手法になります。
このようにFXトレードを行うためにはテクニカル分析が必要になり、その分析に使われるのがインジケーターというツールです。
MT4/MT5では、そのインジケーターの名称が英語で表記されています。
それらが分かり難いという方のために、日本語名との対照表とその役割を掲載しましたので、参考にしていただければと思います。
XMでMT4を使ってFXトレードをスタート!
FXトレードと為替相場の分析
FX(外国為替証拠金取引)は「外貨の売買をしてその差益を得る」というものです。
簡単なように思えて、実際に勝ち続けられる人はほんの一握りだと言われています。
為替相場分析の必要性
こんな経験はありませんか?
買ったら下がる・・・
売ったら上がる・・・
単純な売買の繰り返しなら自分にもできるのではないかと思い、FXを始めてみたものの実際にやってみると利益が上げられないということはよくあります。
どれだけ優れたトレーダーでも100%勝てる人はいません。
いかに損を小さくして利益を多く出すがカギなのですが、それをカンでやっていたらただのギャンブルです。
多くの勝てるトレーダーは為替相場の分析を行い、売買する根拠を導き出して勝ちにつなげているのです。
そのためには、為替相場の分析を行い、売買タイミングを見極める必要があります。
為替相場の分析方法は【ファンダメンタル分析】と【テクニカル分析】
通常、為替相場の分析には「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」の2つの手法が用いられます。
ファンダメンタルズ分析というのは、主に政治経済ニュースや各国が発表する経済指標または要人発言などを元にして、現在の相場を分析し、将来の相場変動を予想、分析する方法となります。
そして、テクニカル分析というのは、過去の値動きをチャートで表して、そこからトレンドやパターンなどを把握し、今後の為替動向を分析するものです。
ただ、自分自身で過去のチャートだけを見て分析していくというのは不可能なので、取引プラットフォームのMT4/MT5に搭載されている「インジケーター」を利用することになります。
系統 | MT4 (計51種類) | MT5 (計98種類) |
---|---|---|
トレンド系 | 7種類 | 13種類 |
オシレーター系 | 13種類 | 15種類 |
ボリューム系 | 4種類 | 4種類 |
ビル・ウィリアムズ系 | 6種類 | 6種類 |
カスタム系 | 21種類 | 60種類 |
MT4/MT5のインジケーターはこれだけの数のものがあらかじめ用意されています。
これらの内、カスタマイズ系を除いた38種類について一覧表で解説していきます。
和訳名称も記載していますので、選ぶ際の名称確認にもお使いください。
MT4/MT5で表示できるインジケーターの一覧【和訳と役割】
MT4/MT5で表示できるインジケーターには以下のものがあります。
MT4とMT5で若干使用できるインジケーターに違いがありますので、それぞれの対応しているものに「○」対応していないものに「×」を記載しています。
トレンド系
トレンド系は相場の方向性(上昇・下降)を示すもので、相場の大きな流れやトレンドの方向性の予測に用いられます。
主に順張りでのトレードに使われやすいという特性があります。
インジケーター名 | MT4 | MT5 | 日本語名・通称名 | 役割 |
---|---|---|---|---|
Adaptive Moving Average | × | 〇 | 適応移動平均 | ノイズの少ない移動平均線 |
Average Directional Movement Index | 〇 | 〇 | 平均方向性指数 | トレンドの強弱 |
Average Directional Movement Index Wilder | × | 〇 | 平均方向性指数ワイルダー | トレンドの強弱 |
Bollinger Bands | 〇 | 〇 | ボリンジャーバンド | 移動平均線とボラティリティの組み合わせ |
Double Exponential Moving Average | × | 〇 | 2重指数移動平均 | 遅延の少ない移動平均線 |
Envelopes | 〇 | 〇 | エンベロープ | 上下の価格変動幅の目安を示す |
Fractal Adaptive Moving Average | × | 〇 | フラクタル適応型移動平均 | よりトレンドとレンジを分かりやすく示す |
Ichimoku Kinko Hyo | 〇 | 〇 | 一目均衡表 | 価格の均衡状態を示す |
Moving Average | 〇 | 〇 | 移動平均 | 一定期間の平均価格 |
Parabolic SAR | 〇 | 〇 | パラボリックSAR | トレンド転換を確認する |
Standard Deviation | 〇 | 〇 | 標準偏差 | 価格変動の大きさを示す |
Triple Exponential Moving Average | × | 〇 | 3重指数移動平均 | トレンドやレンジがより分かりやすい |
Variable Index Dynamic Average | × | 〇 | 可変インデックス動的平均 | トレンドの判別と特定 |
オシレーター系
オシレーター系は現在の「買われすぎ」や「売られすぎ」を判断するために用いらいれます。
買われすぎの時は下降相場に転換しやすく、売られすぎの時は逆に上昇相場に転換しやすいというように見ます。
主に逆張りでのトレードに使われやすいという特性があります。
インジケーター名 | MT4 | MT5 | 日本語名・通称名 | 役割 |
---|---|---|---|---|
Average True Range | 〇 | 〇 | ATR | 相場のボラティリティを判断する |
Bears Power | 〇 | 〇 | ベアパワー | 買い注文の勢いを示す |
Bulls Power | 〇 | 〇 | ブルパワー | 売り注文の勢いを示す |
Chaikin Oscillator | × | 〇 | チャイキンオシレーター | 買い圧力と売り圧力の判断 |
Commodity Channel Index | 〇 | 〇 | 商品チャンネル指数 | 統計学で平均価格の偏差を計る |
DeMarker | 〇 | 〇 | デマーカー | 買われ過ぎ・売られ過ぎを示す |
Force Index | 〇 | 〇 | 勢力指数 | 値動きと出来高で短期的な動きを判断 |
MACD | 〇 | 〇 | マックディー | トレンドの周期を示す |
Momentum | 〇 | 〇 | モメンタム | 短期的なトレンドの判断 |
Moving Average of Oscillator | 〇 | 〇 | 移動平均オシレーター | 移動平均線を基準とした乖離幅を示す |
Relative Strength Index | 〇 | 〇 | 相対力指数(RSI) | 買われ過ぎ・売られ過ぎを示す |
Relative Vigor Index | 〇 | 〇 | 相対活力指数(RVI) | ボラティリティを示す |
Stochastic Oscillator | 〇 | 〇 | ストキャスティクス | 売買シグナルを示す |
Triple Exponential Average | × | 〇 | 3重指数平均 | 2つの移動平均(平滑化指数)の変化率を示す |
Williams’ Percent Range | 〇 | 〇 | ウィリアムパーセントレンジ | 直近終値の相対的な度合いを示す |
ボリューム系
ボリューム系はその取引量から相場が活発に動いているかどうかを判断するために用いらいれます。
インジケーター名 | MT4 | MT5 | 日本語名・通称名 | 役割 |
---|---|---|---|---|
Accumulation/Distribution | 〇 | 〇 | 蓄積/配信(A/D) | トレンド方向や転換シグナルを示す |
Money Flow Index | 〇 | 〇 | マネーフローインデックス | 買い圧力・売り圧力を示す |
On Balance Volume | 〇 | 〇 | オンバランス数量 | トレンド方向の判断 |
Volumes | × | 〇 | ボリューム(数量) | 出来高(取引量)を示す |
ビル・ウィリアムズ系
ビル・ウィリアムズ系は、数多くのテクニカル指標を開発してきたビル・ウィリアムズ氏にちなんでグループ分けされました。
比較的新しく作られたインジケーターなので現代の相場に合っていると言われます。
インジケーター名 | MT4 | MT5 | 日本語名・通称名 | 役割 |
---|---|---|---|---|
Accelerator Oscillator | 〇 | 〇 | ACオシレーター | ボラティリティと方向性を示す |
Alligator | 〇 | 〇 | アリゲーター | トレンドと転換シグナルを示す |
Awesome Oscillator | 〇 | 〇 | オーサムオシレーター | トレンドの開始・終了・転換を示す |
Fractals | 〇 | 〇 | フラクタル | トレンドの転換点を示す |
Gator Oscillator | 〇 | 〇 | ゲーターオシレーター | 平滑移動平均の拡張と収縮の割合を示す |
Market Facilitation Index | 〇 | 〇 | マーケットファシリテーションインデックス | 1ティックごとの価格の変化を示す |
まとめ
今回は、XMTrading の取引プラットフォームMT4/MT5で利用できるインジケーターについて解説してきました。
- 為替相場の分析には「テクニカル分析」が不可欠でインジケーターはそのための重要なツール
- MT4/MT5には多くのインジケーターが搭載されている
- インジケーターには大きく分けてトレンド系、オシレーター系とボリューム系の3種類がある
FXトレードで継続して勝ち続けるためにインジケーターを利用した為替相場の分析は不可欠です。
そんなインジケーターですが、MT4/MT5ではデフォルトでもこれだけの数を搭載しているので、これらの中からご自身にあったもの、使いやすものを見つけることができれば、常勝トレーダーへの道も開けるかもしれません。
なお、一覧表での概略解説となりました。
これだけ多くのインジケーターがあり実際どれを使った良いのか分からないという方のために「初心者必見!XMのおすすめインジケーター6選」で多くのトレーダーに使われていて、先ずマスターすべきインジケーターを紹介していますので、是非参考にしてください。
MT4のインジケーターを使ってFXトレード!